Program Files
か〜この章は、 Windows用フリーソフトの一般的なインストール方法とその背景について、 一通り簡単に知っている人を対象に書かれています。
「フォルダって何?」「解凍って?」というレベルの人には無理ですので、 誰か分かる人に頼んでインストールしてもらってください。
MARS for Windowsのインストールは、作者の公式サイトからzip形式の圧縮ファイルをダウンロードしてきて、 解凍するだけです。 インストーラーを走らせるといった面倒なことは必要ありません。 ですので、使える機能に制限をかけられている人(「プログラムの追加と削除」 に掲載されるような一般のパッケージソフトのインストールができないようになっている人)でも、適切な場所を選べば素直にインストール・実行ができます。
Windows XP 以降であれば(注)、 ファイルをダブルクリックして、中にある「MARSWin」 というフォルダをデスクトップにドラッグ・アンド・ドロップすれば、 それでおしまいです。
(注)このマニュアルの 2015 年春の版まででは、 「Windows 2000 以降であれば」と書いていましたが、 よくよく調べたところ、どうも Windows 2000 の標準機能には 「zipファイルの解凍」はないようです。
どうしても Windows 2000(や 95/98/Me など)で使いたいという方は、 適宜のツールをインストールして、それでzipファイルを解凍してください。
あとは、フォルダを開いて、 緑色のきっぷのアイコンのファイルをダブルクリックすれば、すぐに起動します。 適当な場所にショートカットを作っておくといいでしょう。
MARS for Windows では、計算結果などのデータをレジストリではなく、 MARSがインストールされたディレクトリに保存します。 また、将来的に路線名・列車名のカスタマイズ機能を Windows 版でも提供していく予定ですが、 それも同じフォルダに置くことを予定しています。
したがって、パソコンの利用者全員が共用する C:\Program Files
などではなく、
ユーザひとりひとりが自分のデスクトップなりマイドキュメントなりの下にインストールする、という使い方を想定しています。
MARS for Windowsのサイズは約2MB(メガバイト)、写真1〜2枚程度です。 ひとりずつ持っていたところで、たいしてハードディスクの邪魔にはなりません。
Windows Vista以降のOS(Windows Vista、Windows 7、Windows 8.x、Windows 10;
サーバの場合は Windows Server 2008 以降)をお使いの場合で、「管理者権限で実行」
「ヴァーチャルストア」という単語の意味が分かる方ならあえて、
その管理者権限を行使して、Program Files
(64ビット版のWindowsなら当然、
「Program Files (x86)
」です)
の下にインストールするというのも手です。
こうすると、それぞれの利用者は一見したところMARS for Windowsのあるフォルダにデータを書き込んでいるように見えて、 実はWindowsが自動的にひとりひとり別の場所に保存してくれる、 という便利なことをしてくれます。
将来的には、このタイプのインストール操作も自動化していく予定です。
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